奄美堂にいってきました - noyorimasanoriの日記

「奄美堂」にいってきました♪

53年地元で愛され続けてきたイカ焼き屋さんを残したいと、レシピを受け継いでオープン。

こんな話をきいて気持ちだけですが、株式会社おおきにとして支援させていただきました。

事業継承というのでしょうか。これからも課題だと思いますね。

自分は居合道で美術品である日本刀を振っていますが、その刀の中でも鎌倉時代以前の古刀の美しさを再現する事は現在では不可能(ロストテクノロジー)と言われています。

古刀は切れ味が鋭いだけでなく刀身の密度が高く強靭で江戸時代以降につくられた「新刀」と比べて折れにくいとされています。

切れ味だけを取れば、現代の方が勝るものがいくらでもありますが、はるか昔の刀身が朽ちることなく美しい波紋を浮き出して、光り輝き、切れ味を維持していることは、再現不可能なロストテクノロジーとされています。

図面はでてきても、「これどうやってつくったの？？」ってパーツが沢山あって図面が分かっても同じものが今の技術をもってしてもつくれないそうです。

便利さを追求して、時代ともに変化していくのは当然ですし、失われていく技術、進化していく技術もあるでしょう。

黒電話で急いでいる時の白いわっかを「じ～っこ」って回して、早く戻す技術とか、ポケベルのメッセージを公衆電話から送るのでボタンを早押しするとか、ロストテクノロジー！！

ってかこれはスキルか。そしてなくなって当然か(笑)

馴染みのお店さんや小さいころから慣れ親しんだものや、一緒に育ってきたものが目の前でスパッとなくなってしまうのは、余計に寂しくなりますね。

今回のような地元のイカ焼き屋さんのような、継承問題は全国でもたくさんあると思います。

今は不要だとしてテクノロジーのように歴史の中で失われていってしまうのかな。

そして、その流れを寂しいねと口だけで終わるものが大半だともいます。

「奄美堂」さんを応援したのは、何の経験も保証もない中、ご自身でリスクをとって行動されていたからです。

事業の継承って、売買したり相続したり色々な事情はあるかと思いますが、

このお2人の関係のように、

「ここをこれからも大切に残したい」

「こいつなら、ずっと大切にしてきたものを託してもいい」

相思相愛の元、これからも末永く育まれていくのではないでしょうか♪

車で来ちゃったので、今度は走ってきてビールと一緒に頬張りたいです。

近くに銭湯があったりして、なんだか楽しみです。

またゆっくり行きまぁ～す。

以下、テレビ取材の様子です。

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大阪・十三で５３年愛された『イカ焼き』　"おばちゃんの味"を守る！レシピ受け継いだ３６歳が新店をオープン「世の中の人がおいしさにまだ気づいていないと思って」